マッサージ機の歴史

 

この写真を見て「懐かしい」と感じたあなたは、
年齢が60代以上の方ではないでしょうか?

写真のマッサージチェア(昔は“自動肩たたき機”とも言ったものです)
の後継機を、私も銭湯やデパートで見掛けた記憶があります。

 

このページでは、世界で初めて開発されたマッサージチェアをご紹介しがてら、
マッサージャーの歴史に付いて語ってみましょう。




 

さて、写真のマッサージチェアは、マッサージャーのトップメーカーである
「フジ医療器」の創業者が開発した、
昭和29年発売の『フジ自動マッサージ機』第1号機です。

 

2014年、日本機械学会の
「機械遺産」第68号に認定されました。

当時、同社は、銭湯などにあるタイルを掃除するブラシを販売しており、
第二次世界大戦のツメ跡が残るこの時代、庶民の多くは銭湯を利用していました。

 

創業者の藤本信夫さんは、銭湯に集まる大勢の人達に
何か役に立つことはないかと考え、思い付いたのは、人の手に頼らない
機械で施すマッサージチェア型マッサージ機だったのです。

しかし、戦後の混乱期の中、それほど世の中は物資が豊富でなく、
フジ医療器もまだ機械メーカーではありませんでした。

なので、あらゆるゴミ捨て場に通い、
試作に使える部品を集めたのだそうです。

 

そして、このマッサージチェアの原型となる試作機は、
モミ玉を軟式野球のボール、モミ玉を上下させるチェーンに
自転車のチェーンを使い、チェーンを動かすハンドルは
自動車のハンドルを流用しました。

写真を良く見ると、なるほど
イメージが湧きますよね。

 

日本では「二股ソケット」「インスタントラーメン」「動く歩道」
「駅の自動改札機」など、多くの品が関西人の手で発明されましたが、
実はフジ医療器を設立した藤本さんも大阪の人だったのです。

 

マッサージチェアはその後、人気商品となり全国の施設で普及しましたが、
今ではご存知のように家庭でも使われて、2012年(平成24年)には
年間販売台数が約36万台にまでのぼっています。

いや~、日本ってマッサージ機大国だったんですね。

 

興味のある方は、良かったら
こちらの動画もご覧になってみて下さい。

 

 

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